ピンチとは何だろう。結果が思うように出なかったり、袋小路に迷い込んだり、時間に追われたり、技術に限界を感じたり、苦境や困難は常にある。では、それをどう乗り切るか。私の場合、ピンチはポジティブな転換点と考える。後戻りはない。たとえ真っ直ぐ向かえなくても、斜め30度でも必ず前に進むこと、自分が納得するまで続けること。それが大逆転や幸運をも呼び込み、いまの私を形づくった。ここに私の「あきらめなイズム」の源がある。「あきらめなイズム」は、アキレスがさらに前進するためのモチベーションを支える社員共有の力でもある。目の前にどんな壁が立ちふさがろうと、様々な社会の課題を解決し、新しい価値を生み出すために。私たちアキレスは、独自で培ってきたノウハウと技術、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。
アキレスはあきらめなイズム

あきらめなイズム

アキレスは、
課題解決に向かう「知恵と工夫」、
独自に培ってきた「ノウハウと技術」、
そして常に「あきらめなイズム」を胸に
より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

11 2022/5 UP あきらめなイズム - 社会的課題を解決する力に -

近年、地球環境の変化がもたらす自然からの影響や、感染症をはじめとする健康に関わる心配事、また生活基盤においては、道路やトンネルなど土木建造物の老朽化が懸念される社会インフラの整備、高デジタル社会の要となる部品の供給問題といった、さまざまな社会的課題の解決がのぞまれています。私たちアキレスは、長年積み上げてきた多様な技術を活かした製品づくりだけでなく、自然環境に配慮した取り組みなどにより、これまでも社会的課題に対する答えをカタチにしてきました。それはまだまだささやかな実績に過ぎないかもしれません。しかし、そこにニーズのある限り、私たちはそれを解決する努力を惜しみません。より人に優しく、より豊かな社会を支えていくために。これからも、創業以来75年にわたって培ってきた確かな技術力と独自のノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、さまざまな社会的課題の解決はもちろん、もっと快適で、誰もが安心して生きることを楽しめる、明るい未来づくりに貢献していきます。

社会的課題解決への取り組み

10 2022/4 UP あきらめなイズム - 研究開発を支える力に -

「その変化に気づいたのは偶然でした。しかし変化を察知できたのは毎日あきらめることなく見続けた結果であり、さらに“それはなぜ?”を追求したからこそ目指す答えが得られたのだと思います」。実は、これがのちの大きな発明へと結びつくのですが、このような偶然は化学の世界に限らず「セレンディピティ」と呼ばれています。その意味は“幸運な偶然を手に入れる力”。ただ漫然と待つだけでなく、注意深く見続けたり、発想の転換をしたり、常識の枠を外したり、なぜ?を徹底検証したり・・・常に何らかの発見を探る行動こそ目的地にたどり着く道。まさに「あきらめなイズム」にも通じるものであり、研究開発に欠かせない術といえます。私たちアキレスは、今後もこの「あきらめなイズム」を胸に、これまで培ってきた独自の技術とノウハウを活かし、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

研究開発推進への取り組み

9 2022/3 UP あきらめなイズム - 子どもの足の健康における社会的課題の解決 -

日本で欧米型の靴が履かれるようになってから150年余り。しかし、欧米の靴文化とくらべるとその歴史は浅く、日本人は靴に関する知識や意識がまだまだ不足していると言われています。中でも小さい子どもにおける靴選びや履き方などは、きちんと認識されていないこともたくさんあります。また歩く機会が減っている昨今の生活環境により、人間が持つ足本来の機能が育たずに失われつつあることが社会的課題となっています。長い人生において健やかな足を保つことは身体にとって、とても大切なこと。アキレスは靴製造メーカーの責任として、子どもたちの足を守り、健やかな成長を支える「足育(そくいく)」という独自の理念を2013年より提唱。全メンバーがシューフィッター資格を持つ「足育(そくいく)相談室」を立ち上げ、正しい靴の選び方、サイズの合わせ方、履き方、歩き方などのアドバイスやカウンセリングを、幼稚園・小中学校での「出前講座」などで積極的に行っています。今後は子どものみならず高齢者における靴・足のお悩みにも幅広くこたえ、さらなる啓発へとつなげていきます。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

足育(そくいく)相談室

8 2022/2 UP あきらめなイズム - 社会インフラ老朽化における社会的課題の解決 -

毎日を快適に安心して過ごせるのは、社会インフラがしっかり機能しているおかげです。ところが近年、社会インフラを支える道路や橋などの土木構造物が老朽化してきており、その対策が社会的課題となっています。かねてよりアキレスは、様々な土木工法で老朽化対策に積極的に取り組んできました。中でも発泡ウレタンを用いた工法は、土木構造物への負荷を大幅に低減できる軽量性や硬化スピードの早さという優れた特性が、いろいろな構造物の背面にできた空洞への充填に高い効果を発揮。トンネルや橋などの補修・補強工事で数多くの実績を重ねてきました。また、景観を損なわない補強工法として城の石垣の崩落防止に採用が検討されています。これ以外にも、発泡スチロールブロックを用いた道路工事から、流動化処理土を“ポリウレタン製バッグ”に充填して、護岸にできた空洞を埋める工事や“PVC製バッグ”に発泡ウレタンを充填する古墳の補修まで、幅広い対策工事を実施。アキレスの多様な技術を、構造物の状態や環境に合わせて適切に組み合わせることで、社会インフラだけでなく文化的インフラの維持補修にも貢献しています。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

土木工法

7 2022/1 UP あきらめなイズム - 環境対策における社会的課題の解決 -

軽く、強く、加工が容易といった特性から、用途に応じて様々な分野で活用されているプラスチックフィルム。その反面、廃棄の難しさなど、環境面における社会的課題を抱えていることも事実です。アキレスは、この課題解決に向けて様々な取り組みを行っています。中でも、早くから開発を進めてきた「生分解性フィルム」は、いまや農業や林業の現場で重要な役割を担う存在となっています。大きな特長は、従来のプラスチックと異なり、多様な環境条件下で時間の経過とともに分解される特性を持っていること。これにより、農地や山林における残存プラスチックを軽減、また使用済みの廃プラ回収という重労働からも解放されるなど、省力化においても大きなメリットになっています。アキレスは、「生分解性フィルム」のさらなる機能性向上はもちろん、プラスチック全般における廃棄や再利用の方法、CO2排出量を抑制できるバイオマス材料の使用など、自然環境と共存できる製品を創造していきます。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

生分解性フィルム・シート

6 2021/12 UP あきらめなイズム - 住空間と健康における社会的課題の解決 -

住宅における断熱材の役割は、省エネ対策だけではありません。室温を適切な温度に保つという基本的な性能が、実は私たちの健康面に大きく影響することが様々な検証を通して明らかになってきています。近年、高齢者等のヒートショックによる家庭内の死亡事故が問題になっており、その対策として、血圧が急変動し身体がダメージを受けないよう居室・脱衣所・風呂場等における部屋間の温度差をつくらないことが非常に重要です。アキレスの硬質ウレタンボードによる「外張り断熱」は、建物を外からすっぽり包み込み、家全体を断熱・保温。部屋間の温度差を少なくすることで身体に掛かる負担を軽減し、「健康寿命」の延伸に期待が持てます。特殊なアルミ箔面材を採用した高性能断熱材、その中の一つの「キューワンボード」は、年間を通して快適な住空間を保ち、面材の遮熱効果により特に夏季は外部からの赤外線の侵入を大幅に軽減します。アキレスは多様なニーズに応える製品開発を進めており、新築だけでなくリフォームにおいても多くの断熱材製品や工法を提供し、健やかな生活が送れる社会へと貢献しています。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

※急激な温度変化で起こる体へのダメージのこと。

断熱材

5 2021/11 UP あきらめなイズム - 環境保全における社会的課題の解決 -

文具をはじめ生活用品など、暮らしの中で様々な用途に使われるプラスチック製品は、もはやなくてはならない存在です。一方昨今、地球環境保全への配慮から、プラスチックの原料や利用方法などにおいて方向転換をはかることが、世界をあげての社会的課題となっています。アキレスは、プラスチック加工メーカーとしてこの課題に取り組んできました。例えば、原材料の一部に植物由来のバイオマス材料を使ったデスクマットの開発。石油由来材料の使用を減らし、いま出来うる最も適切な配合により、従来品と変わらぬ品質を実現した業界初の製品です。これは単なる製品開発ではなく、地球環境に優しいプラスチックという新しい価値を広げる初めの一歩。このような環境配慮型製品のさらなる開発・普及を推進、CO2排出量を削減する取り組みと連動することで、サステナブルな社会に貢献していきます。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

※当社調べ

バイオマス可塑剤仕様フィルム

4 2021/10 UP あきらめなイズム - 災害対策における社会的課題の解決 -

地球温暖化の影響により、近年、海外や国内で多くの自然災害が発生しています。中でも、集中豪雨による水害が増加しており、災害発生時の迅速な救助・被害の軽減が重要な社会的課題になっています。実はアキレスのレスキューボートが水害の救助現場で貢献しているのをご存じでしょうか。水害の救助現場で求められるレスキューボートの性能は、安定性と強靭さです。アキレスのレスキューボートはチューブに空気を入れて膨らませる方式のインフレータブルボートのため浮力があり、安定性に優れています。チューブの素材は自社で生産しており、このCSMゴム引布は温度環境に左右されにくくしなやかで強靭、平時はボートの空気を抜いて折り畳めばコンパクトに収納できます。アキレスは50年以上にわたってインフレータブルボートを製造してきた中で、水害現場で救助する方の声をレスキューボートの開発にフィードバックし、水難救助・水害救助・流水救助に対応できるラインアップをそろえています。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

レスキューボート

3 2021/9 UP あきらめなイズム - 足元から健康を支える -

近年、日本人の体力が衰えてきているといわれています。それは日常的に身体を動かす機会が減っていることが大きな原因。体力の低下は健康への影響もあるため、老若男女を問わず改善したい課題でもあります。実は、アキレスがその改善にも積極的に関わっていることをご存じでしたでしょうか。アキレスでは、以前より「足元からの健康」に注目。子どもの足の発育をサポートするチャイルドシューズをはじめ、成長期の運動能力を引き出す高機能素材を活かしたジュニアスポーツシューズ、優しい履き心地で大人の軽快な歩行をサポートするウォーキングシューズなど、機能性にこだわったシューズを開発。また、個別のカウンセリングやセミナーも開催しています。快適なシューズを履いた歩行を通じて、基礎体力の向上や健康づくりに貢献していきたいと考えています。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

シューズ

2 2021/8 UP あきらめなイズム - DX※推進における社会的課題の解決 - ※デジタルトランスフォーメーション

スマホが便利に使えるのも、クルマの自動運転ができるのも、社会インフラがスムーズに機能するのも、“半導体”があってこそ。ところがデジタル化進展に伴う需要の急増もあり半導体が不足、基盤材となるウエハーについても迅速で安全な搬送が世界的に求められた。実は、その搬送にアキレスが重要な役割を担っていることをご存じでしたでしょうか。半導体回路が描かれたウエハーは、極めて繊細。アキレスでは搬送の際に、ウエハーを衝撃から守る搬送用ケース、ケース内での静電気破壊を抑制しウエハーを保護するスペーサー、クッションまで、自社で開発。安全で確実な搬送に寄与することはもちろん、半導体の進化に伴う厳しい要求にも応えています。このベースを支えるのは、様々な社会の課題に対して、常に解決をあきらめないという姿勢。私たちアキレスは、独自の技術とノウハウ、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。

ウエハーキャリア ウエハー・電子デバイス包装材

1/あきらめなイズム

ピンチとは何だろう。結果が思うように出なかったり、袋小路に迷い込んだり、時間に追われたり、技術に限界を感じたり、苦境や困難は常にある。では、それをどう乗り切るか。私の場合、ピンチはポジティブな転換点と考える。後戻りはない。たとえ真っ直ぐ向かえなくても、斜め30度でも必ず前に進むこと、自分が納得するまで続けること。それが大逆転や幸運をも呼び込み、いまの私を形づくった。ここに私の「あきらめなイズム」の源がある。「あきらめなイズム」は、アキレスがさらに前進するためのモチベーションを支える社員共有の力でもある。目の前にどんな壁が立ちふさがろうと、様々な社会の課題を解決し、新しい価値を生み出すために。私たちアキレスは、独自で培ってきたノウハウと技術、そして「あきらめなイズム」を胸に、より人に優しい社会と、より豊かな未来を育む努力を続けていきます。


  • ※2022年6月29日をもって取締役会長に就任いたしました

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