製品情報Product Information
農ビ(農業用ビニールフィルム)や農PO(農業用POフィルム)は、地面から放射される輻射熱(遠赤外線などの熱線によって伝わる熱)のハウス外への放出を抑制することで、ハウス内の気温低下を抑制します。この性能を「保温性」といいます。
施設ハウスを使用される主な目的の一つとして、ハウス内の加温があります。ハウス内の加温方法には自然加温や、ボイラーや暖房器などを使用した加温がありますが、この際、被覆資材による「保温」が必要となります。ハウス内の温度(熱)は、天井部で被覆資材を通して伝達する貫流伝熱、サイド部分・換気部分で伝達される隙間換気伝熱、ハウス内地面部分で伝達される地中伝熱により放熱、吸熱されますので、保温性能が高い被覆資材を使用し、且つハウスの気密性を高めることが、ハウス内の効率良い保温・加温に重要となります。複数の資材を用いた多重張りにより、より保温効果を高めるケースもあります。
被覆資材としては、農ビや農POがもつ本来の保温性に加え、近年はハウスの暖房重油費削減の目的で多種の保温性強化資材が普及しています。保温性強化資材には、地面から放射される輻射熱を吸収する保温剤が配合されており、輻射熱のハウス外への放出を更に抑制することで、ハウス内の保温効果をより高めます。保温性強化資材は外張り資材のほか、内張り・カーテン用資材やトンネル用資材など、多岐に渡っています。
ハウス内の温度管理は栽培の重要ポイントのひとつとなります。
ハウス内の温度は、放射伝熱、貫流伝熱と隙間換気伝熱で逃げていくため、フィルムの保温性とハウスの気密性を高めることが重要になります。
一般的に農ビは、他の被覆資材(農POなど)より「保温性」に優れているのが一つの特長です。アキレスは、従来品より「保温性」を強化した製品を開発し販売しています。