アキレスエアロンカタログ
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191. 衛生・安全性について2. 燃焼性と防火・消火について軟質ウレタンフォームQ&A7-1Q1.軟質ポリウレタンフォームを使用した製品は臭いがしますか?Q5.軟質ポリウレタンフォームの引火点および発火点は何度ですか?Q2.軟質ポリウレタンフォームに臭いが残っている場合、人体に影響はありませんか?Q3.軟質ポリウレタンフォームを誤って飲み込んだ場合、どうすればよいですか?Q4.軟質ポリウレタンフォームを食品用梱包材や、おもちゃに使っていますが安全ですか?A.軟質ポリウレタンフォーム自体は本来臭いが少ないものです。一方、軟質ポリウレタンフォームを使用した製品の場合、マットレスを例にとると、カバー材、接着剤、包装材等の他材料が組み合わさっており、これらの臭いが気になるケースが稀にあるようです。軟質ポリウレタンフォームは連通した微細セル構造(気泡)であり、樹脂の表面積が極めて大きいために、接している他の材料や直接さらされている雰囲気等に異臭気があればこれらが容易に「吸着」され、使用場所に開放した時この臭いが「放散」される性質があります。従って、複合材料のほか、保管場所にも相応の低臭気条件を選択することが必要です。もし、臭いで違和感がある場合、風通しの良い日陰に2~3日放置しますと、臭いはかなり低減します。それでも臭いが異常と感じられる場合は、ご面倒でもその製品の販売元又は製造元にご相談ください。A.一般に有機材料の引火点は230~390℃、発火点は230~530℃位です。軟質ポリウレタンフォーム(非難燃一般フォームの一例)の引火点は288℃、発火点は456℃で他のプラスチックと同程度ですので、着火には注意してください。参考として種々の材料の引火、発火温度を表-1に示します。A.臭気の感じ方には個人差もありますが、軟質ポリウレタンフォームの臭いの主成分は触媒として使用されている第3級アミン類です。これはポリウレタンフォーム製造時0.05~0.5%の濃度で添加され、製造時の熱により大半は揮発しますが一部フォーム中に残存し、これが軟質ポリウレタンフォームを開梱した時に臭いとして残っていることがあります。しかし、その濃度は非常に低いので、人体への影響はほとんどないと言えましょう。ただしその臭いに違和感を感じ、気分が悪くなると判断された場合は、日陰で充分風に曝してから御使用ください。A.一般の生活用品として製造されている軟質ポリウレタンフォームを飲み込んだ場合、体内では吸収されませんが、気道に詰まると呼吸困難になるおそれがありますので吐き出してください。万一飲み込んだ場合は、医師の診察を受けるようにしてください。A.食品梱包用の軟質ポリウレタンフォームには、食品衛生法に基づき制定された、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第3器具及び容器包装に適合したものが使用されています。なお、ウレタンフォーム工業会では食品包装材用軟質ポリウレタンフォームに関する自主規制基準を平成19年に制定しております。また、おもちゃ用には食品衛生法に基づき制定された、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第4おもちゃに適合したものが使用されています。表-1 各種材料の引火・発火点材 料引火点℃発火点℃230~260230220~230341391346-305-254230-349454491560475532※小西 ・平尾正一「難燃剤」p24 幸書房 (1972)木綿新聞用紙松ポリエチレンポリ塩化ビニルポリスチレン発泡体アクリル繊維酢酸セルローズナイロン66繊維注意
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