ラインアップ/施工例と防熱厚さ結露防止効果納まり例省エネルギーNCROOR特長6□ 住まい全体の断熱化□ 換気のすすめ□ 水蒸気の発生源を減らすコラム硬質ウレタンフォームとポリイソシアヌレートフォームポリイソシアネートポリオールOHR’イソシアネートとポリオールが反応してできるウレタン結合からなる。イソシアネートの三量体(イソシアヌレート)とイソシアネートとポリオールが反応してできるウレタン結合との複合体。結露とは、大気中の水蒸気が、ある一定の温度より下がると凝結し(これを露点温度といいます)、露となって、壁や窓などに付着する現象です。このような状態になると、壁面が汚れたり、カビが生えるなどの弊害を及ぼし、ひいては建物の耐久性を左右することになりかねません。その防止策の一つとして、壁や天井表面を露点温度以上にするため、断熱効果の高いアキレスエアロンRシリーズの吹付け工法は、大きな効果を発揮します。また、結露は室内空気中に含まれる水蒸気が要因となりますので、水蒸気の発生を少なくし、発生した水蒸気を速やかに外に出してあげることも大切です。壁や天井だけでなく窓を含めて断熱化することで、室内温度の低下を防ぎます。発生した水蒸気を外に出すためには、計画的な換気をおすすめします。新築住宅では24時間換気システムが導入されていますのでこれを活用し、同システムがない場合は浴室換気扇などを活用してください。また、炊事時にはレンジフードを活用することも欠かせません。水蒸気の発生を生活の中で、意識的に減らすことが大切です。●開放型の暖房機を使用しない。(石油ファンヒーターなどからは水蒸気が発生しています)●お風呂のフタは開け放しにしない。●洗濯物はできるだけ室内に干さない。結露について結露防止のポイント硬質ウレタンフォームとは硬質ウレタンフォームとはNCO(イソシアネート)基を2個以上有するポリイソシアネートとOH(ヒドロキシル)基を2個以上有するポリオールを、触媒(アミン化合物等)、発泡剤(水、炭化水素、HFO等)、整泡剤(シリコーンオイル)などと一緒に混合して、泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて得られる、均一なプラスチック発泡体です。ポリイソシアヌレートフォームとはポリイソシアヌレートフォームは硬質ウレタンフォームと同様にポリイソシアネートとポリオールから得られるプラスチック発泡体で、広い意味で硬質ウレタンフォームの一つといえます。特定の触媒を用いることで、イソシアネートの三量化反応からイソシアヌレート環が生成されます。このイソシアヌレート環はウレタン結合に比べて、結合の熱安定性が高く、このイソシアヌレート環を含む硬質ウレタンフォームは、高い難燃性を有します。通常の硬質ウレタンフォームと区別するため、一定の割合以上にイソシアヌレート環を含むフォームを「ポリイソシアヌレートフォーム」という呼称を用いています。このポリイソシアヌレートフォームは、建築物のパネルやボード、さらにはスプレー施工される断熱材として広く利用されています。分子構造の違い硬質ウレタンフォームポリイソシアヌレートフォームNRNCORNHCOR’ORNHCOCONCR’O結露防止と
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