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ユニークな土木材料、発泡スチロールが新しい建設環境を拓きます。
「発泡スチロール土木工法(EPS工法)」とは、大型の発泡スチロールブロックを盛土材料として積み重ねていくもので、材料の軽量性、耐圧縮性、耐水性および積み重ねた場合の自立性等の特長を有効に利用する新しい工法です。
本工法は、軟弱地盤上の盛土、急傾斜地盛土、構造物の裏込め、直立壁、盛土の拡幅などの荷重軽減および土圧軽減をはかる必要のあるところに適応できます。
本工法の施工は大型建設機械を必要としないため重要構造物への近接施工、周辺環境などへの配慮が緩和されます。また、短期間での施工と合わせて地盤処理、仮設工事などが簡略化されるなど全体工期が短縮できます。さらに、完成後の維持管理を含めた全体工費を低減できるなど、数多くのメリットを持っています。
発泡スチロールの密度は土砂やコンクリートの約1/100です。本工法を軟弱地盤上の盛土として適用する場合、盛土荷重を大幅に低減でき、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題を解決できます。
発泡スチロールブロックは自立性があるため、これを積み重ねた構造を自立壁として利用できます。発泡スチロールブロックを橋台裏込め材として橋台と隙間を設けて施工した例があります。この隙間を7年後に測定したところ、ほとんど変化が生じていませんでした。これは、発泡スチロールブロックが自立壁として有効なことを立証するものです。
発泡スチロールは水と結合しない撥水性材料です。各種の地下水位条件に対して吸水性を経年的に測定した結果、吸水量は一般に少なく、ほとんど水の影響はありませんでした。これは、発泡スチロールが独立気泡を内蔵した発泡粒の集合体であるため長期間水浸状態であってもその気泡内に水が浸入しないことを示しています。
発泡スチロールブロックの積み重ねには大型建設機械が必要なく人力での施工が可能です。施工速度が早く、軟弱地盤上、急傾斜地、狭隘な場所など大型機械の使用が難しい所での施工が容易になります。また、発泡スチロールブロックは現地で簡単に切断できるため地形に対応した加工が容易です。
軟弱地盤上の盛土工事では、地盤改良工法が不要となり、完成後に継続する沈下も低減できるため補修等の維持管理費が少なくて済み、経済的になります。一方、傾斜地における盛土工事、拡幅工事などでは、少ない用地で済み、また擁壁などの土留工事が不要となるばかりでなく、仮設工事の規模も縮小されるため経済的になります。
本工法は材料の特長と施工性を地盤条件、施工条件に応じて適宜組み合わせることにより用地および周辺環境対策、さらには工期の短縮など直接設計段階では計上できない多くの経済性を包含しています。
アキレススチレンブロックの持つ軽量性を生かし、軟弱地盤上での盛土や橋台、擁壁、地中構造物背面の裏込め材として利用するものです。
盛土材を発泡スチロールで置き換えることにより、盛土荷重が減少し、基礎地盤の沈下が軽減されます。
周辺荷重、側圧を低減できるため、基礎地盤の沈下はほとんど発生せず構造物への影響は少なくなります。
橋台背面の裏込め材を発泡スチロールで置き換えることにより、基礎地盤の沈下が少なくなり、橋台との段差はほとんど発生しません。また、橋台への側圧の低減が図れます。
発泡スチロールの浮体性を利用し、軟弱地盤上の仮設道路に適用できます。
アキレススチレンブロックの持つ軽量性、自立性を生かし道路や宅地などの既設盛土の拡幅や傾斜した自然地盤での盛土に利用するものです。
発泡スチロールの軽量性、自立性により傾斜地盤に及ぼす影響はほとんどなく、沈下、すべりの発生は少なくなります。
発泡スチロールの軽量性、自立性により、土圧を発生を低減できるため、簡易な壁面保護材が使えます。
大規模な切断、大型建設機械を必要としないため既設構造物等への影響は、少なくなります。
ブロックの耐水性・浮力を利用して、港湾埋立て、浮き基礎、海上レストランなどの浮体構造物として適用できます。
圧縮強度が大きく、置換基礎、埋設管基礎として適用できます。
ブロックの歪み特性を利用して、大規模盛土下に設けられる構造物の緩衝材として適用できます。
他の材料(例えば砂、モルタル)と組み合わせて各種の用途に適用できます。
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