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断熱材の種類

断熱材として使用される素材には多くの種類があります。現在一般的に使用されている断熱材とその特長を理解すると最適な断熱材を選ぶことができます。

一般的に使用されている断熱材の種類

現在、一般的に使用されている断熱材の種類は大きく分けて鉱物繊維系、木質繊維系、発泡プラスチック系があり、それぞれに特長があります。

鉱物繊維系(グラスウールやロックウール)

  • 価格が手頃で普及している

  • 高い断熱性能を得るためには厚みが必要

  • 天井裏に吹き込み断熱ができる

  • 耐燃焼性がある

  • 防音材としても使用される防音性と吸音性を有する

  • 充填施工に適しているが注意しないと隙間ができる

  • 防湿材の施工が必要

木質繊維系(セルロースファイバーなど)

  • 天然素材のため環境に優しいイメージが強い

  • 断熱性能に対して価格が割高である

  • 防音材としても使用される防音性と吸音性を有する

発泡プラスチック系(硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォームなど)

  • 厚さに対して断熱性能が高いものが多い

  • 独立気泡構造のため、防湿性が他の断熱材より高く、結露防止効果が高い

  • 材質によって付加性能が調整できる

  • 硬質ウレタンフォームは、現場発泡(施工)することができる

  • ポリスチレンフォームは、形状の自由度が高く、結露防止効果が高い

  • 形状が板状なので、外張り断熱や床断熱ができる

  • 発泡剤としてフロンを使用しているものがあったが現在は、ほぼノンフロン化されている

  • 価格が鉱物繊維系より高いものもある

種類 材質 熱伝導率*1
[W/(m・K)]
防湿性*2 燃焼性*3 耐久性*4 形状 主な工法
鉱物繊維系断熱材 グラスウール 0.033~0.050 × マット状
吹込み
充填断熱
ロックウール 0.036~0.047 × マット状
吹込み
充填断熱
木質繊維系断熱材 セルロースファイバー 0.040 × 吹込み 充填断熱
発泡プラスチック系 ビーズ法ポリスチレンフォーム 0.034~0.043 板状 外張断熱
充填断熱
押出法ポリスチレンフォーム 0.028~0.040 板状 外張断熱
充填断熱
硬質ウレタンフォーム 0.023~0.040 ○~△ 板状
吹付け
外張断熱
充填断熱
フェノールフォーム 0.022 板状 外張断熱
充填断熱
  • *1:「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説」から引用
  • *2:繊維系断熱材及び吹付けウレタンフォームA種3は防湿層が必要
  • *3:鉱物繊維系断熱材は不燃材料、木質繊維系及び発泡プラスチック系は可燃性だが他部材と組み合せて防耐火構造とすることが可能
  • *4:マット状繊維系断熱材は正しい留め付け、防湿層を設けることによって耐久性確保、発泡プラスチック系断熱材は熱・紫外線等の影響がなければ耐久性は確保される

アキレスの断熱材は硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム

アキレスの断熱材は硬質ウレタンフォーム、またはポリスチレンフォームを素材に使用しています。

硬質ウレタンフォームは他の多くの断熱材素材と比較して、熱伝導率が低く(断熱性能が高く)必要とされる厚みが抑えられる強みがあります。施工方法も多様で空間を無駄にしない断熱が実現できます。
硬質ウレタンフォーム断熱材は材料コストこそ普及型の鉱物繊維系の断熱材には及びませんが、正確な施工が容易にできるため施工コストの削減が期待できます。

アキレスの断熱材-硬質ウレタンフォームについてさらに詳しく

ポリスチレンフォームは加工性に優れており、現場での施工がしやすい断熱材として期待されています。

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