製品情報Product Information

商品のメンテナンス方法

イオンブロアー スタティックメイト RS-05

(1)放電針のクリーニング

  • 長時間ご使用されますと放電針とその周辺にミクロダストが付着し、イオン発生量が低下しますので、定期的に清掃を行ってください。
  • 清掃後もイオン量が復帰しない場合や、放電針が損傷した場合は、放電針の交換を行ってください。
  • :お客様により本装置の使用環境、使用状況などは異なりますので、クリーニング周期等につきましてはお客様にてお決めください。
  • :クリーンルームは、パーテーションやフィルターのシール材にシリコーンシーラント剤が使用されており、このシール材から低分子シロキサンガスが発生します。この低分子シロキサンガスがコロナ放電のエネルギーにより粒子化し、放電針の先端部に付着するため放電針のクリーニングが必要となります。

イオンブロアー スタティックメイト RS-05

  1. 本体前面フロントパネル部にありますクリーニングブラシのつまみを回し、放電針を清掃します。

  2. 清掃後はブラシの位置を放電針と放電針の間にくるように収納してください。ブラシが放電針に触れたり、近接していると除電性能に影響を及ぼしますのでご注意ください。

    • :収納位置の目安としてガードセンサーのクロス部分(○印)をご利用ください。
  3. ブラシ清掃では汚れが落ちない場合は、フロントパネルのM2ネジ2箇所を外してフロントパネルを開き、放電針先端部はワイパー等で水、アルコールで拭いた後に乾拭き、放電針ホルダーとその周辺はワイパー等で乾拭きを行ってください。

    • :水分が入ってしまった場合は、放電針を取り外し、内部を完全に乾かしてください。水分が残ったままですと十分な性能が維持できない場合があります。
    • :筐体はアルコール類を用いての清掃はおやめください。

放電針のクリーニング

(2)放電針の交換

放電針および放電針ホルダーとその周辺をクリーニングしても除電性能が復帰しない場合は、新しい放電針と交換してください。
放電針の交換は、フロントパネルのM2ネジ2箇所を外してフロントパネルを開き、 ラジオペンチ等で交換する放電針を引き抜いて、新しい放電針を差し込みます。

  • :除電性能を維持するために、放電針は当社指定のものをご使用ください。

(3)クリーニングブラシの交換

  1. フロントパネルのM2ネジ2箇所を外してフロントパネルを開きます。

  2. クリーニングブラシのノブをしっかりと持ち、反時計回りにブラシを回して取り外します。
    ガードセンサーとブラシの間にはテフロンワッシャーが入っておりますので紛失等にご注意ください。

  3. 新しいブラシを取り付けます。

  4. フロントパネルを閉じてM2ネジで止めます。

クリーニングブラシの交換

(4)フィルターの取付方法

  1. リアパネルのフィルターカバーを外します。

  2. 本体にフィルターをセットし、フィルターカバーを取り付けます。

  3. イオンバランスの再調整を行ってください。

    (「4.操作方法(2)イオンバランス調整」をご参照ください)

クリーニングブラシの交換

静電電位測定器 ASミニⅡ AS-20

正確な測定のためには、定期的な校正を実施してください。
校正の周期に付きましては、お客様において任意に校正周期を設定いただき、実施願います。
修理・校正については随時承っております。
その他、お困りのことがございましたらお問い合わせください。

静電電位測定器 ASミニⅡ AS-20

エラー表示『Er9』について

何らかの原因で、センサーが振動していない場合、『Er9』が表示されます。

この場合、電源を入れなおしてください。何回か電源を入れなおしても、エラー表示される場合は、センサーの故障の可能性があります。お買い求め先までご連絡ください。

トラブルシューティング

電源スイッチを入れても、画面が表示されない。

  • 原因1 電池が正しく装着されていない。または正負が逆に装着されている。
  • 対処1 電池を正しく装着してください。
  • 原因2 電池が完全に消耗している。
  • 対処2 新しい電池に交換してください。

表示パネルは正常に表示されるが、ゼロにならない。

  • 原因1 ゼロ点調整がずれている。
  • 対処1 再度ゼロ点調整を行ってください。
  • 原因2 検出部近くの構成部品が帯電している。
  • 対処2 しばらく放置して、部品の帯電電荷が減衰するのを待ってください。

帯電物に近づけても、表示が変化しない。

  • 原因1 MAXモードまたはMAX I.Bモードで、最大値をホールドしている。
  • 対処1 MODEボタンを押して、モードを切り替えてください。
  • 原因2 通常モードまたはI.Bモードで、測定値をホールドしている。
  • 対処2 HOLDボタンを押して、測定を再開してください。
  • 原因3 検出センサー不良。
  • 対処3 エラー表示が出ているか、検出部から振動音が聞こえない場合は、センサーを交換する必要があります。お買い求め先へご連絡ください。

マット床材

マット床材

(1)マット・床材表面の清掃

軽い汚れの場合は、よく絞った水を含ませたウエスなどで 清掃してください。
酷い汚れの場合は、中性洗剤などを用い除去し、その後よく絞った水を含ませたウエスなどで清掃してください。

(2)アース(接地)

定期的に点検し正しく機能していることを確認してください。

(3)導電性能の定期チェック

《ESD保護アイテムに対する要求事項(RCJS-5-1:2016)》

(作業台マット)

・点間抵抗(Rg):1×104≦Rp≦1×1010(Ω)
・EPAグラウンド抵抗(Rp):7.5×105≦Rg≦1×109(Ω)

  • :ESDコーディネータが承認した場合には、規定された下限抵抗値以下の抵抗は許容される。

(床材)

・EPAグラウンド抵抗(Rp):(最小値)≦Rg<1×109 (Ω)

  • :最小値:ESDSを保護するための最小抵抗値というのはない。しかし安全性確保のために、最小抵抗値が必要な場合がある。
    IEC61010-1、IEC60479、IEC60536、IEC60364を参照。
  • :人体接地の基本的な方法として履物 / 床システムを使用する場合の下限抵抗値は、人体安全性を考慮してESDコーディネータが決定する。(RCJS-5-1 5.5項及びIEC 61340-4-5を参照)

(4)床材へのワックス

定期的なワックスがけを推奨します。ワックスは、導電性床材に適したワックスをご使用ください。

  • :詳しくは、当社へお問い合わせください。

除電ブラシ

(1)電極部の清掃

ご使用中、電極部への異物付着により、期待する効果が得られなくなります。定期的に電極状態をご確認いただき、汚れを取り除いてください。
汚れを除去できない場合や除去後も除電効率が戻らない場合は新しい物と取り換えてください。

電極部よごれ付着状態

電極部よごれ付着状態

除電ブラシ

(2)電極のもつれ

電極がもつれた状態(毛玉状態)では除電性能が低下します。もつれ状態になった場合は復帰が困難なため、新しい物と取り換えてください。

電極もつれ状態(毛玉状)

電極もつれ状態(毛玉状)

静電気対策 技術紹介