研究開発Research & Development
当社の研究開発の中核をなす機関が「アキレステクニカルセンター(ATC)」です。ATCでは、当社が長年積み重ねてきた多岐にわたる技術を融合し、お客様の多様なニーズに的確に対応する画期的な製品や技術を生み出しています。また、開発者同士のコミュニケーション促進のため大部屋制度を導入しているほか、量産条件を考慮した設計に向けて研究者が自ら操作できる量産試作機を多数導入するなど、活発な研究開発を推進するための環境整備を進めています。
これからも、ATCを拠点に人材と技術のシナジーを生み出し、当社ならではの独自性のある製品を創出していきます。
アキレステクニカルセンター(ATC)
実験室
ショールーム
当社の多彩な製品群により高い付加価値を創出するため、様々な大学や公的研究機関の基幹技術を活用した共同研究を進めています。研究テーマは幅広く、物性発現の原理解明や劣化原因などの基礎研究から、将来の当社を支える製品開発に向けた応用研究まで多岐にわたります。
今後も多くの大学や研究機関との共同研究を通じて、社外の知見を積極的に取り入れながら、研究開発を強化していきます。
当社では、発明者や創作者の新たな発明等のインセンティブ向上のために、報奨制度を設けて運用しています。なお、この報奨制度は、平成27年特許法等改正にともない、新たな制度として再構築しました。新制度のポイントは、従来の出願、登録による報奨制度に加えて、登録後一定期間の実績に応じて奨励報奨を行うことです。さらに、特段の成果をあげた発明については実績特別賞も支給する制度となっています。
「社会人ドクター制度」は、当社の研究開発に関連する分野において、博士号の取得を目指す社員を対象とした制度です。博士号取得を希望する当社社員の中から選抜した人材に対して、授業料等の修学費用を支援します。本制度を用いて、これまでに複数名の社員が博士号を取得しています。
本制度により、今後も若手研究者の人材確保と研究員の技術向上の促進を目指していきます。