ニュースリリースNews release
アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:伊藤 守)は、間仕切り用カーテンの国内トップブランド「アキレス ソフトパーティション」シリーズの機能性フィルム製品を、EU(欧州連合)のREACH規則・RoHSⅡ指令対応としてリニューアルし、2019年7月より全国で本格販売を開始いたします。
「アキレス ソフトパーティション」シリーズは工場や施設の間仕切り、衛生品質管理など、さまざまなワーク空間の要求にこたえ、高クリーン度を維持しながら省エネルギー、省コストを実現する高機能性軟質フィルムです。
当社はREACH規則・RoHSⅡ指令対応製品の提供により、欧州をはじめグローバルに事業を展開するお客様の不安を解消し、規則対応に関する負担軽減に貢献します。
RoHS指令の改正版であるRoHSⅡ指令が2019年7月22日に施行されるのを控え、電化製品メーカーを中心に日本企業も対応を迫られています。その中で対象製品だけでなく、生産工程や環境に関わる資材についても対策が必要だと考え、対応を強化する動きが加速しています。今回のリニューアルはDOP系可塑剤をめぐる最近の動向を背景に実施したもので、新仕様の機能性フィルム製品においてREACH規則の対象となる高懸念物質の閾値(しきいち)を超えた使用はありません(2018年6月27日現在、高懸念物質:第1~第19次限定)。RoHSⅡ指令10物質についても閾値を超えた使用はありません。また、旧仕様の性能(防炎・帯電防止など)を損なうことなく、ご使用いただけます。
製品名 | アキレス スカイクリア防炎 |
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アキレス ウェルディングカーテン | |
アキレス ウェルディングカーテンロールスクリーンタイプ | |
アキレス セイデンF | |
アキレス セイデンF(両面塗工タイプ) | |
アキレス セイデンクリスタル | |
アキレス セイデンFW | |
アキレス イエローセイデンF | |
アキレス セイデンクリスタルUV | |
アキレス セイデンF・UVガード | |
アキレス ブラックセイデンF | |
アキレス ブラックセイデンF(両面塗工タイプ) | |
アキレス セイデンクリスタルBK | |
アキレス セイデンクリスタルIG | |
アキレス セイデンクリスタルナシジ | |
アキレス フラーレ | |
アキレス フラーレノンマイグレF | |
アキレス フラーレファスナー | |
アキレス 防虫フラーレ |
新仕様の製品は全てREACH規則(2018年6月27日現在、高懸念物質:第1~第19次限定)及びRoHSⅡ指令に対応しています。
旧仕様の製品(2018年中に販売を終了)はREACH規則及びRoHSⅡ指令に対応していないため、ご注意ください。新仕様の製品はラベルに「RoHSⅡ指令対応」と明記しています※。
※一部対応していない製品もございます。
詳しくは、下記URL<アキレス ソフトパーティション[総合カタログ]2018>をご参照ください。
https://www.achilles.jp/product/catalog/#pa-cata02-01-02
REACH規則は、化学物質の登録、評価、制限に関するEU法であり、2007年6月1日に施行されました。EU域内において、高懸念化学物質(SVHC)※を年間1トン以上製造、または輸入する事業者については、欧州化学品庁へ登録または届出が必要になります。製品が制限条件を満たさない場合にはEU域内への輸出、上市が禁止されてしまいます。日本の企業においては、自社商品をEU圏内へ輸出する場合、REACH規則に該当する可能性があります。
※高懸念化学物質(SVHC)は、2018年6月27日現在191物質(第1次~第19次)が登録されています。
RoHS指令は2006年7月1日以降、人の健康や環境を保護するためにEU域内で流通する電気・電子機器に対して特定の有害物質(カドミウム・鉛・六価クロム・水銀・ポリ臭化ビフェニル・ポリ臭化ジフェニルエーテル)の使用を制限しています。RoHSⅡ指令は2019年7月22日から施行し、追加4物質(DEHP・DBP・BBP・DIBP)の使用が順次制限されます。