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住んだまま、断熱改修と耐震補強ができる木造住宅外壁向け新リフォーム工法『ソトダンプラス』ニュースリリース製品情報2023.10.20

11月1日より全国で展開

 アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:日景一郎)は、断熱改修と耐震補強を住んだままで行うことができる木造住宅外壁向け上張り断熱リフォーム工法『ソトダンプラス』を、2023年11月1日(水)より全国で展開します。

 2025年の省エネ基準適合義務化など住宅性能の向上が国を挙げて図られている一方、約5,000万戸あるストック住宅のうち約9割が平成28年省エネ基準の断熱基準を満たしていません(国土交通省資料)。断熱改修が進まない理由として、従来工法は既存外壁を壊して行うものが多く、工事に加えて住まいを移す費用や手間を要することがあります。また、耐震性もストック住宅の約2割が不十分で(同上)、こちらもコスト面が耐震化を阻害する主な要因となっていました。

 こうした状況に対し、アキレスは住宅の断熱技術に精通する福島明先生(北海道科学大学名誉教授)の指導の下、2015年から木造住宅を効果的に断熱改修する新工法の研究に着手。優れた長期断熱性能を持つ当社の高性能硬質ウレタンフォーム断熱材「キューワンボード」を既存木造住宅の外壁に上張りし、さらに構造用合板による補強を行って、断熱改修と耐震補強を併せて実施できる新工法を開発しました。2016年から北海道を中心に施工実績を重ね、「工期が2〜3割短縮できた」「暖房費が3〜4割安くなった」などの評価を獲得。その後も工務店や住宅建材メーカーとともに工法のブラッシュアップを行い、『ソトダンプラス』として全国で展開することになりました。

 『ソトダンプラス』は既存の外壁を残したまま施工するため、住まいを壊さずに住んだままでリフォームが可能。壁内への空気の侵入を防ぐ気流止めによって充填済みの断熱材を活かし、上張りした断熱材と併せて住宅の断熱性、気密性を向上させます。壁を解体・撤去して行うスケルトン改修と比べて施工の規模・費用が抑えられ、工事も生活空間に影響しないため引っ越しや家具の配置変更も不要で工期短縮、コストダウンを実現できます。

  • 写真:既存の外壁に上張り施工する『ソトダンプラス』写真:既存の外壁に上張り施工する『ソトダンプラス』
  • 写真:耐震補強も併せて実施可能写真:耐震補強も併せて実施可能

 『ソトダンプラス』による断熱改修で住宅の温熱環境が改善され、冷暖房費削減に貢献。解体が不要なことで建築廃材が抑えられ、アスベスト対策や産廃ゴミ減少にもつながります。『ソトダンプラス』は住む方の負担を抑えながら断熱性能と耐震性能を高めることができる画期的なリフォーム工法です。より快適で安心な暮らしの実現をサポートし、ストック住宅の性能向上と効果的な活用に貢献します。

『ソトダンプラス』の工法概要

工法名 ソトダンプラス 木造住宅外壁向け上張り断熱リフォーム工法
展開開始日 2023年11月1日(水)
工法特長 ■住んだまま、住まいを壊さずに断熱改修と耐震補強が可能
既存の外壁を残しながら高性能断熱材「キューワンボード」を上張りする断熱改修と、構造用合板を使った耐震補強も可能な新リフォーム工法。住んだまま、住まいを壊さず施工できます。
■リフォーム工事の工期短縮、コストダウンを実現
壁を取り払うスケルトン改修と比べて施工の規模・費用を抑えることが可能です。
■冷暖房費削減や健康、環境にも貢献
住宅の温熱環境が改善され、冷暖房費の削減に貢献。建築廃材が抑えられ、アスベスト対策や産廃ゴミ減少にもつながります。
展開地域 全国