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滋賀第二工場に新生産ラインを増設リサイクル液化炭酸ガス発泡のウレタンフォームニュースリリース製品情報2024.01.31

「CRIIN FOAM®」を全国展開へ

 アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:日景一郎)は、環境負荷低減に配慮した軟質ポリウレタンフォームの新たな生産ラインを、滋賀第二工場に増設しました。2024年1月16日(火)に竣工式と試運転式を行い、2月上旬より段階的に製品の生産・販売を開始します。

 当社は産業資材から生活用品まで多様な用途に対応すべく、通気性・反発性・低帯電・難燃性などの機能・特長を付加した軟質ポリウレタンフォームを開発・販売しています。近年、SDGsの実現へ向けた取り組みの進展に伴い、発泡剤に産業から排出される液化炭酸ガス等を再利用したリサイクル液化炭酸ガスを使用してCO2やVOCの排出量削減を実現した「CRIIN FOAM®」(クリーンフォーム)などの環境対応フォームを開発し展開を図ってきました。

 今回増設した滋賀第二工場の新生産ラインは、同様のリサイクル液化炭酸ガス等を発泡剤に使用し、地球温暖化に配慮した生産システムを採用しています。VOCについても、本ラインの稼働により、滋賀第二工場の軟質ポリウレタンフォーム生産に関わる使用量を削減することができます。

 当社は環境に配慮した生産システムの開発・運用を進めることで、環境対応フォームの生産に注力していきます。今回の生産ライン増設により「CRIIN FOAM®」の販売を全国展開で図り、低炭素社会の実現に貢献していきます。

  • 写真左:滋賀第二工場 ウレタン新発泡ライン増設棟写真左:滋賀第二工場 ウレタン新発泡ライン増設棟
  • 写真右:1月16日(火)竣工式写真右:1月16日(火)竣工式
  • ※VOC:揮発性有機化合物の総称です。PRTR法や大気汚染防止法で大気中への排出が規制され、ウレタンフォーム業界が自主規制物質として削減に取り組んでいます。(PRTR法とは特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律です。)

参考資料

滋賀第二工場の新生産ラインで製造する
リサイクル液化炭酸ガス発泡の軟質ポリウレタンフォーム製品の概要

製品名 CRIIN FOAM® クリーンフォーム
製品特長 ■CO2排出量を削減
リサイクル液化炭酸ガス等を発泡剤に使用。CO2の排出量を削減します。
■VOC排出量を削減
VOCに替えてリサイクル液化炭酸ガス等を発泡剤に使用。製品製造に関わる大気中へのVOC排出量を削減します。
■軽量化と高機能化を両立
低密度化による軽量化と、難燃フレームラミネート対応や低反発性など高機能化を両立します。
材質 軟質ポリウレタンフォーム
製品形態 ブロック製品、ロングスライス製品
※難燃フォーム、抗菌フォームなど各種フォームに対応
販売価格 オープン価格