ニュースリリースNews release
アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:日景一郎)は、新たに開発した『アキレス準不燃QDパネル』を使用する鉄骨造建築物の外壁部に対応した断熱工法『QDパネル鉄骨外張り断熱システム』を2025年4月1日(火)より全国で展開します。
日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、我が国のエネルギー消費量の約3割を占める建築物分野における取り組みが急務となっています。近年、物流倉庫や新工場の需要増により鉄骨造建築物の建造が拡大しており、それらのエネルギー効率を高めるための施策の一つとして断熱性能向上がポイントとなっています。
『QDパネル鉄骨外張り断熱システム』は、新製品『アキレス準不燃QDパネル』を使用する鉄骨造建築物の外壁向け外張り断熱の新工法です。『アキレス準不燃QDパネル』と鋼板外装材の組み合わせによる外壁部の30分防火構造認定(認定番号:PC030NE-3906)を取得しており、準耐火建築物(ロ準耐2) の外壁における技術的基準に適合しています。外張り断熱のため熱橋が少なく、暖冷房の省エネに貢献しながら結露発生リスクを軽減。様々な鋼板の外装材に対応しており、建築物外壁の意匠性を高めることができます。また、断熱材と一体となった石膏ボードが外装材下地にあることで、下地の影響を受けやすい鋼板外装材を精度良く施工することが可能になります。
写真:『QDパネル鉄骨外張り断熱システム』施工風景
当社はこれまで鉄骨造・コンクリート造・木造など多様な建築物の断熱性能を高める様々な断熱材製品を開発してまいりました。独自の発泡技術から生まれた高性能硬質ウレタンフォーム断熱材「キューワンボード」は熱伝導率0.021W/(m・K)※の高い断熱性と優れた経時断熱性能を備え、これまで多くの建築物で使用されています。今回発売する『アキレス準不燃QDパネル』は、「キューワンボード」と石膏ボードを貼り合わせた断熱複合パネルとして、国土交通大臣の準不燃材料認定(認定番号:QM-1103)を取得した新製品です。
写真:『アキレス準不燃QDパネル』
当社は硬質ウレタンフォーム断熱材のリーディングカンパニーとして、新工法・新製品の普及を進めるとともに今後も開発に取り組み、「2050年カーボンニュートラル」の達成など持続可能な社会の実現に貢献していきます。
工法名 | QDパネル鉄骨外張り断熱システム | |
---|---|---|
展開日 | 2025年4月1日(火) | |
工法特長 | ■『アキレス準不燃QDパネル』を使用する外張り断熱工法 新たに開発した高性能の断熱複合パネルを使用。外張り断熱のため熱橋が少なく、暖冷房の省エネに貢献しながら結露発生リスクを軽減します。 |
|
■防火材料・防火構造の国土交通大臣認定を取得 複合パネルとして準不燃材料認定(認定番号:QM-1103)、構造として30分防火構造認定(認定番号:PC030NE-3906)を取得。これにより準耐火建築物(ロ準耐2)の外壁における技術的基準に適合します。 |
||
■多様な鋼板の外装材に対応し、意匠性向上に寄与 様々な鋼板外装材に対応した防火構造認定を取得し、建築物外壁の意匠性向上に寄与。 石膏ボードを下地にすることで精度の高い施工を可能にしています。 |
||
展開地域 | 全国 |
製品名 | アキレス準不燃QDパネル | |
---|---|---|
発売日 | 2025年4月1日(火) | |
製品特長 |
■高い断熱性能を長期にわたり発揮する複合パネル 熱伝導率0.021W/(m・K)※の高性能断熱材「キューワンボード」と石膏ボードの複合パネルです。経年変化を抑えることで長期にわたり断熱性能を維持します。
|
|
■防火材料の国土交通大臣認定を取得 複合パネル単体で準不燃材料認定(認定番号:QM-1103)を取得しています。 |
||
材質 | 硬質ウレタンフォーム+石膏ボード | |
規格寸法 | 総厚34.5(断熱材25+石膏ボード9.5)mm×幅910mm×長さ1,820mm 〃 39.5(断熱材30+石膏ボード9.5)mm×幅910mm×長さ1,820mm 〃 45.5(断熱材36+石膏ボード9.5)mm×幅910mm×長さ1,820mm 〃 59.5(断熱材50+石膏ボード9.5)mm×幅910mm×長さ1,820mm |
|
参考設計 | 価格 9,980円/枚(税抜):総厚34.5mm(受注生産品) 10,600円/枚(税抜):総厚39.5mm(受注生産品) 11,930円/枚(税抜):総厚45.5mm(受注生産品) 14,380円/枚(税抜):総厚59.5mm(受注生産品) |
|
販売地域 | 全国 |
図:『アキレス準不燃QDパネル』
(構造イメージ図)