※所属・内容は取材当時のものです。
分野を問わず研究の仕事をしたいという思いを持って就職活動をしていたとこと、近くで開催されていたアキレスのインターンシップに参加したことが転機でした。インターンシップではアキレスに就職した大学の先輩に、「アキレスはいろいろなことにチャレンジできる」「年齢に関係なくチャンスがもらえるよ」と会社について教えていただき、ここでなら自分の強みである積極性を活かせるのではないかと思いました。
今年から新たに設立された防災事業部向けの新製品開発に携わっています。防災製品を開発するにあたり、現在は展示会などが少ない影響でお客様の声を直接聞くことが難しいです。そのため常に「自分が被災した時になにが欲しいか」と消費者目線の立場に立って製品を開発することを心掛けています。また機能だけではなく、使いやすさも重視した製品を世に送り出したいと思います。
防災製品の開発に携わる前は、ウレタンフォームの構造解析を行っていました。圧縮梱包されたマットレスが解除時にうまく広がらない問題を解決するため、どういった構造が圧縮に強いのか。圧縮前と圧縮後の構造変化を毎日のように観察し、アキレスでは誰も視認したことがない小さな変化を確認することができました。根気よく観察し続けたことで研究を次のステップに進めることができたことがとてもうれしかったです。
分野は違うのですが、大学時代も同じように微生物の構造解析を行っていました。そこで学んだことは、観察することです。機械から算出されるデータや数値、物性は確かに大事ですが、一番大切なことは自分の目で見て学ぶこと。アキレスに入社してウレタンの研究開発に携わったときも、データを鵜呑みにするのではなく、実際に目で見て観察することで異変に気づけたことが何度かありました。観察することは、仕事をする上での指針となっています。
アキレスの魅力は、いろいろな分野にチャレンジできる事業と環境があること。私は1年目にウレタンの研究開発、2年目は防災製品の開発と全く違う分野にチャレンジしています。積極性があれば、幅広い業務に携わることができますよ! またアキレスの特徴として、一つの研究所でいろいろなグループやチームが一緒になって働いていることが挙げられます。組織を越えた情報共有が活発で、自分の知識や技術を向上させたい人には最適な環境だと思います。