※所属・内容は取材時のものです。
私はアキレスの足利工場がある栃木県足利市の出身で、小さい頃からアキレスの社名を身近に感じて育ちました。就職活動時に企業研究を重ねる中で、アキレスがシューズやボート、断熱材など、身近なものを生み出している会社だと知り、興味が湧いてきました。会社説明会などの社員に接する機会に感じた働きやすい社風にも惹かれ、入社を決めました。
海外担当として、インフレータブルボート(ゴムボート)やエアーテント、引布原反(ボートやテントに加工する前のロール状の資材)の輸出販売などを手掛けています。担当エリアは、アジア・オセアニア。中国、台湾、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、オーストラリアの代理店や工場と商談を重ね、月に1度くらいのペースで海外へと足を運んでいます。
営業といっても仕事内容は幅広く、輸出入の通関の手続きや、船やコンテナの手配も自ら行います。時には海外の展示会に出展したりもします。多様な領域を担うため一筋縄ではいきませんが、それだけに手応えは大きいですね。
アキレスのインフレータブルボートは、国際的にもその品質に定評があり、各国の消防やレスキューなどの公的機関から引き合いをいただいております。国ごとに求められる規格が異なる中で、仕様の摺り合せから着手し、約1年かけて契約を結ぶことができたときは、とても嬉しかったですね。人命救助に関わる商品を扱っているということも、大きなやりがいになっています。また、オーストラリアで盛んなサーフレスキューというスポーツがあるのですが、現地のサーフレスキュー協会の認定ボートに選ばれたことも、大きな自信につながりました。
私は法学部の出身なので、学んだことをダイレクトに活かせる場面は少ないのですが、大学での留学生の生活をサポートするボランティア活動に参加していた経験が、海外出張の際にはもちろん、グローバル環境での人間関係づくりに役立っています!
アキレスというと、まず目を惹くのはシューズやボートといった完成品かもしれませんが、素材そのものから生み出しているのが当社ならではの面白さ。私も以前、素材メーカーの立場から他のメーカーとタッグを組み、引布をスポンジ状に加工した介護用の滑り止めテープを生み出し、市場に送り出すという仕事を手掛けたことがあります。『モノづくり』の面白さを体感したい人には、ぴったりの会社だと思いますよ!